経過

お犬様

たくさんのメールやお手紙 メッセージをいただき

みなさんにご心配いただいているのは 承知しているのですが

普通のメールや ゲームなら気軽にできるのに

たらっ太のことになると 打っては消し 打っては消しで

なかなか お返事ができないで ごめんなさい

 

まだ現実を受け止めきれていないので

少し違っているところもあるかもしれませんが

たらが亡くなるまでの様子を記します。

 

震災後 揺れにとても敏感になっていて

地震が来る前に察知しては、私のそばに逃げてくる状態だったので

ハァ~ハァ~ヨダレをたらして呼吸が荒かったのですが

 

11-7-3-1.jpg4月8日

車で10分くらいの公園まで行き 桜や菜の花を見ながら

のんび~りお散歩

暑過ぎることもなく とても楽しくのんびり3頭牽き

普段お散歩中には 排泄をしないたらっ太が2回もシッコをし

帰宅後 ヤギミルク200cc位のんだのに 水までおかわり

食欲も 元気もあるのですが なんだか ちょっと気になる

 

4月9日 通院

食欲も元気もあり、午前中様子を見ていたのですが やはり 多飲多尿が気になり  病院へ

尿検査で タンパク、糖 雑菌 なし 比重は軽すぎ

腎臓を中心に検査をしたのですが

血液もエコーも特に心配なところはなし

ストレスもあるかな?と思いながらも 抗生剤を3日飲ませることに

 

4月11日

多飲多尿は落ち着いてきていたのですが

エリアメールが入る30秒くらい前から 呼吸が荒くなり水をがぶ飲み

ここで 地震のストレス と思ってしまう

 

4月13日 通院

尿にも問題が無かったので

フィラリアの予防薬をいただき

治療終了

その後も 食欲、元気ともにあるものの ふだんよりも水を飲む量

尿の回数が多い

 

4月28日

鼻が乾くようになり 表面は乾いているのに 鼻水が出る

生まれてから2回目の 食事を残すというびっくりな出来事 

2日ほど前から 触った感じが 痩せてきたように思う

深夜出発で 高山に行く予定だったのを 急きょ予定変更

 

4月29日 通院

病院で 尿、血液検査をしてもらうものの やはり異常らしい異常はなく

脱水もないのに 鼻が乾く理由はわからず

触診で いつもより少し リンパが腫れているとのことだったので 細胞診断を受けるが 異常なし

体重を測ると 変化なし 

とりあえず高山に行くことにする

帰省中 食欲、元気ともに回復

水を飲む量、尿の量も平常に近くなる

 

5月6日 通院

あいかわらず 鼻が乾いて 鼻水がでる

私の花粉症の時と同じ症状に思えたため 花粉症の治療をお願いする。

体重が減る

 

5月9日 通院

鼻の渇き 鼻水ともによくなってきたので 花粉症の治療を続けてもらう

元気はあるのだが 食欲が落ち 気に入ったものしか食べなくなる

 

5月16日 通院

尿、血液検査で 腎不全 と診断

これだけ何度も検査して

やっと数値的に悪いところが見えた!

ってことは 早期発見!?

病名がわかり 治療法も見えた!!!

病気と闘う気満々に

 

5月20日 通院

腎不全治療の2回目

血液検査では 正常に近い数値にまで回復をしているのに

食欲はもどらない

 

5月23日 通院

腎不全3回目の治療

血液数値は ほぼ正常なのに

食欲がなく 体重も減り続けているため 25日の診察時間外に詳しく検査をしていただく予約をする

 

5月25日 通院

エコーを撮ると 肺の周りに黒い影が見える

レントゲンにも明らかに異常が

胸水の細胞診で

胸腺型リンパ腫 と診断

肺の外側部分に腫瘍があり 胸水がたまっていた

1回目の抗がん剤治療を受ける

 

幸い 私には抗がん剤に詳しい友人が数人居る

たらっ太の治療に付き添いつつも 携帯メールで友人達に連絡を取り

病気の特徴や 獣医さんに聞いておくべきこと 今後家でできそうな手当等

調べてもらう

帰宅後も ネット等で「胸腺型リンパ腫」について検索をし、治療が難しい病気であることともに

発見、診断そのものも事例が少なく

病気を見つけてくださった 先生に感謝

 

5月26日 通院

病院は休診日だっただが 副作用で 血便 嘔吐があり

先生に連絡を取り 診察 処置をしていただく

血液検査 大きな問題なし

エコー検査で 胸水はほとんどなく

腫瘍は7㎝まで小さくなっていた

抗がん剤での腎臓への負担を減らすために

毎日1L静脈点滴を自宅ですることに

治療後 吐き気が収まったのかお散歩に行きたがるが 我慢をさせる

食欲はなし

 

5月27日 通院

仕事から帰宅すると

点滴用の針をとめていた包帯をカミカミして外そうとトライしていたようで出血していたので

診察時間内には間に合わいそうもなかったが電話でお願いしたのち 車を飛ばし

静脈確保をしていただく

エコー検査もしていただき 胸水はなく

腫瘍は4㎝ほどまで小さくなっていた

元気はあるが食欲なし

 

6月1日 通院

抗がん剤2回目

エコーレントゲンともに 腫瘍はかなり小さくなっていて

血液検査も大きな問題なし

ほんとうにリンパ腫? 誤診なんじゃないの?

って思うくらい

でも 残念ながらよく見ると まだ小さい腫瘍あり

 

6月5日 通院

点滴の通りが悪く 静脈確保

エコーで腫瘍はどんどん小さくなっていることを確認

 

4日、5日と連続でワン友さんたちとBBQ

みなさん たらっ太を心配して おいしく豪華な食材をたくさん用意してくださって

本犬も お友達たちと一緒がうれしいのか

久しぶりに たくさん食べる。

 

6月7日 通院

抗がん剤3回目

血液検査 問題なし

エコーでも腫瘍はほとんど見えないくらいに小さくなっていて

このまま 他の病院に連れて行っても リンパ腫の診断は出ないのでは?

って思うくらい 良好

抗がん剤の副作用は強く出る子のようなので 量を少なくできないか相談をしたものの

癌が復活することが怖く 通常量での治療を続ける

治療後 私が不用意にひっくり返したため 心臓が一時停止、がすぐに蘇生

食欲にムラがあり 食べてくれる数少ないものの何かに アレルギーを起こすようになり

痒みがひどく 一晩中寝ないでナデナデ 

 

6月8日 通院

やはり副作用が強く 血便 吐き気 

痒みもひどく 治療をしていただく

血液検査には 大きな異常なし

 

6月9日

 嘔吐、血便が続くので

病院は休診日だが 昼、電話で先生に相談

自宅での点滴量をいつもより増やすことに

17時ころから DIC を起こしているのでは?

と思うが 昨年のごびの治療のとき 数か月間不調が続いたことを思うと

抗がん剤治療の上に DICの治療までさせて 苦しめることになるのでは?

と 病院に連れて行く決心がつかない

ふだんは素直に私に従うたらっ太も この日初めて 「病院行こうか?」

というとベランダに逃げて行ってしまった。

 「わかった じゃー病院には行かないよ」

っていうと リビングに入ってきて 私の膝に頭を乗せ 寝る

何度か繰り返すが

このままでは あきらめられない と思い 休診日の夜遅くなのに電話して

診察をしていただくよう獣医さんにお願いをし

兄弟犬でもある優空に献血をたのみ

病院に向かう準備をしたのですが

特に苦しがることもなく

ぐったりと寝たままの状態のたらっ太を 車に乗せようとしていた最中に

たらっ太の時は止まってしまいました。

 

一か月以上の間

何かがおかしい どこかがヘン

って思ってたのに

食欲が無い

って言っても それは たらっ太にしては

って程度で それでも ピレとしてみれば食べていたほう

神経質になりすぎだよ

って言われても なんかヘンって思っていたのに

 死んじゃうことはない

何の根拠もない安心をしていた。

 

お散歩も 遊びに行くのも大好きで

自分で歩けなくなったのは 最後の1,2時間

排泄の失敗もほとんどなく

ほんとうに食べれなくなったのは 1週間くらい

あっという間に逝ってしまいました。

 

自分より寿命の短い生き物と暮らすのは

どんな状態でも

お別れのしかたには後悔が残る

っていうのは 覚悟していたけど

かなり手痛い後悔です。

 

コメント

  1. いえハハ より:

    >そらままさん
    ご心配ありがとうございます。
    いえてぃは たらっ太が居なくなって急に歳を取ったみたい
    ごびは 時々たらっ太を探して大騒ぎしては、居ないことにがっかり
    でも、2頭とも食欲もあるし元気ですよ
    今年はぜひ 一緒にお水遊びさせてくださいね

  2. いえハハ より:

    >ラリーママさん
    自分のブログなのに、サーバーに入れなくなっていました(^_^;)お返事遅くなってごめんなさい
    ごびの赤ちゃんが欲しいと思い、忙しかった仕事を辞め
    ほんとうにいろいろ勉強しながらやっとたどり着いたのに
    あっという間に旅立っちゃったわ
    暑い日が続くので
    ラリーママもむさしくんも気を付けてね

  3. そらまま より:

    経過を記すの、辛かったでしょう?
    ありがとうね。
    ほんとに、あっという間の悪夢のようだよ…
    あんまり言葉が見つからないけど、
    少しづつ元気になってね。
    イエティー&ごびちゃんたちは元気?ただでさえ辛い季節だからさ、人もわんこもお大事にね。

  4. ラリーママ より:

    こんにちは、体調は大丈夫ですか?
    ごびちゃんの赤ちゃんを作るの!
    から。。むさしをいただきで。。。
    長年の思いがこみ上げてしまって
    コメントを書けないほど私もショックで。。
    ごめんなさいね。
    また、遊んでくださいね。
    むさしも同じ時期に少し元気なかったので
    一応検査してもらいましたが、大丈夫でした。
    今は、筋肉増強中です。

  5. いえハハ より:

    >madamechanさん
    今回は、かなり痛かったわ
    でも、たらっ太で良かった
    たらっ太と暮らせて とっても楽しかったわ
    去年北海道行っておいて良かった♪

  6. いえハハ より:

    >メリーの母さんさん
    ありがとうございます。
    いえてぃ&ごびはすっかり元のペースに戻ってきました。
    離乳食を横取りして食べていた鬼母ごびも
    さすがに たらっ太にお供えしてあるおやつは強奪しないのよ

  7. madamechan より:

    タラっ太があなたに沢山のお宝物をくれた様に、あなたもタラっ太に沢山の宝物をあげたとのだと思います。
    タッラ太はイエ家に生まれてきて、とても幸せだったよ。
    あなたの悲しみが少しでも癒えるよう、祈っています。

  8. メリーの母さん より:

    まだまだお辛い時期に、、、経過を、、ありがとうございました。
    何も出来ない私ですが、、、コレだけは言えます。
    たらッ太君は、、いえハハさんの愛情をいっぱいもらってお空に旅立ったんだと!
    いえハハさん家の子で幸せだったんだと。。。
    何にも出来ない私ですから、、、、
    いえハハさんには、、、何にも言えません。
    でも、いえハハさんは間違ってなかったと、。。。。。
    だから、、、、たらッ太君との思い出は大事にしてください。
    ごめんなさい、、
    気のきいたことがいえなくて。。。。
    いえてぃ姉さんもごびちゃんもいますから。。。。。

  9. いえハハ より:

    >さとたんさん
    3年近くも薬漬けで 過剰な治療をしてしまった 11歳だったデュシャン
    病院嫌いなのに 病院で亡くしてしまった 17歳だったカーフ
    子供のころに実家にいた子たちを入れると わんこだけでも10匹以上
    その都度後悔するのに
    あ~すればよかった、こーすればよかったと落ち込むのに
    学習能力がなく わんこと暮らし続けています。

  10. いえハハ より:

    >けんのおととさん
    悩みに悩んで どうしても ごびの子が欲しい
    ってご実家様に頼み込んだ子でした。
    私が思い描いていた通りの
    明るくて、だれとでも遊べる、甘えん坊の理想的な子でした。
    良い子だったことしか思い出せません

  11. いえハハ より:

    >はるままさん
    おっとりおとなしいピレネー犬
    のイメージがある方から見れば
    元気でやんちゃな若者だったと思います。
    亡くなる間際まで 目が合うと笑ってくれる子でした。
    通常ならば、腎不全であっという間に亡くなった
    と言われてしまうのかな・・・
    病名が分かることもあまりない事例なのかな?
    とは思います。
    病気を見つけ、治療をする機会をくださった 獣医さんと病院スタッフの方たちには 感謝の言葉しかありません
    でも、私には、他にもするべきことがあったのではないか
    と悔やんでしまいます。

  12. さとたん より:

    まだ経験がないので、偉そうなことは言えませんが
    きっとどんなに尽くしても何かをやってあげても後悔って残るんじゃないかと思います。
    言葉を話せる人間だって自分の不調を訴えられなかったかもしれないくらいのあっという間さ。それに気付いてあげられたいえハハさんのたらっ太ちゃんに対する愛情が痛いほど伝わります。素敵な仲間にいえハハさんもたらっ太ちゃんも囲まれていますね!
    良いんです、無理に話そうとしなくても。
    またいえハハさんと笑顔でお会いできることを楽しみにしております。

  13. けんのおとと より:

    いえハハさん
    たらっ太ちゃんが産まれた頃からずっと拝見させて頂いてました。
    まだまだお辛い時に経過を詳しく書いて頂きありがとうございます。
    生活を共にしているワンが旅立つのは本当につらいですねぇ、
    ましてや自分の家で産まれた子となるとなおさらですねぇ。
    私どもも含め皆さんどんなに手を尽くしたと思っても、なんであの時とか、他にもっとなんて思ってしまうものなんですねぇ。
    でも、その子にとっては飼い主さんが考えた上での治療方法が最善の方法だったと思うし、その子も絶対に考えて出来る限りの治療をして貰えたこと、愛して貰えたことを感謝していると思います。
    いろんな方に経過を教えて頂ける事は、本当にありがたいです。
    もし、自分の子が同じような症状になった時の参考にさせて頂けますもの。
    いえハハさん ゆっくりゆっくりでいいので元気を取り戻して下さいね。
    いえてぃちゃんもごびちゃんもいらっしゃるし、元気を頂けそうなピレ仲間さんが居られるもの。

  14. はるまま より:

    本当にあっという間の出来事で・・・
    口が聞けないだけにどこかがへん?て思っても本犬に聞くわけにも行かないものね。
    その時を迎えた後飼い主は、何かができたんではとか
    もっとこうすればよかったとか思う事はいっぱい出てきます。
    私も過去の犬や猫たちを思い出すたびに悔やんであの時こうしてあげればよかったそうしたら・・と思い返す事があります。
    でも、いえハハさんはその時にできうる精一杯の事をたらちゃんの為にしたんだと思いますよ。
    それは、たらちゃんもわかっていると思います。
    無償の愛情を向けてくれる存在だからこそ、いなくなったときの後悔は色々後から後から出てきますが、でも自分たちの所に何かの縁で来てくれたひとつの命と一緒に過ごしたお互いの時間が宝物と思える過ごし方をしたならば、わんこも幸せだったんだと思いますよ。
    少しずつあ前向きに過ごしていっているのですから、あせらなくてもいいんじゃないかな?
    皆さんわかっていますよ。